王者の気品 チーク(Teak)

マホガニー、ウォールナットと並び、世界三大銘木に数えられているチーク。

チークを語るのは大航海時代に思いを馳せねばなりません。
ヨーロッパの列強各国が植民地を拡大すべく、世界の大海で凌ぎ合っていた頃のことです。
この頃、英国はフランスとの植民地戦争にも勝ち、海洋覇権国家としての地位を築いておりました。
英国の躍進はひとえに強大な海軍力によるものでした。英国が植民地支配していたインド、ビルマに生息するチークで作られた船は、弾を受けて貫通すれども裂けたり割れたりしない性質によりたいへん強靭だったのです。 英国の躍進とともに耐久性・耐水性に優れ、過酷な条件にも耐えるその強靱さから造船木材としてのチーク有用性は瞬く間に世界へと知れ渡っていきました。
 

   
 

チーク(teak)は、クマツヅラ科チーク属の落葉高木の総称。アジアの熱帯モンスーン気候地方に分布しています。
また、「チーク」(Teak)という名前は、インド南部ケーララ州の言葉である、マラヤ―ラム語の「Thekku]に由来します。

チークには良質の油分が含まれており、チークの木肌に触れるとなめらかでやわらかく、温かみを感じるのはこのためです。
この油分により、木材の腐食を防ぐだけではなく、使った釘やボルトの腐食も防いでくれます。
また、材質は堅く、伸縮率が小さく、造船をはじめ海洋で使われる木材として、また家屋、家具にと数世紀も前から一番に選択されている樹種です。
 



黄金色に輝くチークは見ても触れても
魅了されます。


VELEXの提供するチークについて

チークは学術的に以下の3種類に分類されています。
1.「Tectona Grandis」
日本では「インドチーク」「ミャンマー(ビルマ)チーク」とも呼ばれている。生育が良好で強靭で、非常に良質な木材になる。
2.「Tectona Hamiltoniana」
ミャンマー、タイなどに分布している。樹高がやや低く材色は黒みがかっているものが多い。 
3.「Tectona Philippinensis」
フィリピンやインドネシアに分布する。

VELEXでは「Tectona Grandis」を提供しています。
また、自然環境保護の概念に基づき、スリランカ森林局が認証したチークを使用しています。
このチークはとても肌触りも良く、圧倒的な力を感じます。まさに「木の王様」です。



 

 

 

 
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